自然界にあるものだけで育てる、自慢のお米(自然栽培園北村 北村さん/佐賀県 佐賀市)

「楽天ラクマ」では、農産物や水産物など食品の生産者や加工業者が活躍できるECの世界を目指して、審査を通過した事業者がラクマへ出店できるサービス「産地直送・こだわり食品」を2022年4月より提供開始しました。「自然栽培園北村」の北村広紀さんにお話を伺いました。

これまでの農業の在り方に疑問を持ち、新たな栽培に挑戦

祖父の前の時代から農業をしていて、家には田んぼがありました。私は農業高校卒業後、土木建設の現場員として働き、段取りを色々学ばせていただきました。その3年後、たまたまハウス団地(JAが主体となって作る、ビニールハウスを設けた大規模な施設園芸団地)でナスの栽培をすることになって、就農しました。ナスは温室栽培をしていたのですが、当時は農薬を使っていて、これを食べる消費者の負担を考えると、これでは長続きしない・・・と思いました。”次世代の子供たちには健康なものを食べさせたい。安く経費をおさえて大量に出荷する、というやり方は自然に反している。”と強く思うようになりました。そして1986年から栽培期間中に肥料や農薬を使わない栽培方法に取り掛かりました。

ホームページは6年ほど前から、自分でWordpressを使ってやっています。

自然界にあるものだけで育てる、自然農法が特徴

うちの商品の特徴は、肥料や農薬を一切使わず、堆肥・施肥も一切入れていないところです。外部の有機肥料も入れず、完全に自然界にあるものだけで育てています。肥料をまいた作物からは窒素ガスが出るので、それに虫が寄ってきて、殺虫の農薬が必要になるという悪循環があるのです。

秋になると、秋ウンカという虫が出てきて、お米をダメにしてしまうので米農家にとっては大敵なのですが、うちの田んぼは無肥料だから、秋ウンカは寄ってこないんです。
無肥料だからこそ、農薬を使わずに栽培できるという好循環なんですよ。土も、まずは農薬を抜いて、何も入れずに作物を大きくして収穫します。
すると、植物は自浄作用があるので、土がより綺麗になっていきます。
38年前に始めた時には、どうせ作るならおいしい物をつくりたいと思い、品種を選定しました。こしひかりかササニシキが日本人の口に合うので、佐賀の温暖地に合うこしひかりの種で始めました。そこから毎年、肥料と農薬を不使用で育てて自家採取していったら、どんどんおいしくなっていきました。
うちのお米は研がなくてもおいしいんですよ。無洗米でもよいです。

夢は、自然農法を世界に広げ、販路を確保すること

今の課題は、商品をポピュラーにしたいです。夢は自然農法を世界に広げることです。
「安全だしきちんと利益が取れて儲かるし、おいしいよね」とまずは周りの農家さんに知ってもらいたいです。

興味を持つ方には専門的に教えることもできるし、販路があれば安心して売れるので、「第2のJA」のような機関をつくりたいんです。
今は生産量が限られていますので、単価が高くなってしまいます。単価が高いとスーパーなどの量販店でも扱えないので、もっと多くの農家さんと一緒に作っていって、供給量を上げ、単価も安くしていきたいです。
今後の農業のためにも、事業をもっと儲かる事業にしていかないといけないと考えています。

一番の問題は、消費者が、日本の食品がどうやって作られているかあまり知らないことだと思います。
なかなかマスコミも教えたがらないです。
日本の食品は安全だと思われているが、そうではありません。世界でも3本の指に入る、農薬の多い国だということをもっと多くの人に知ってほしいです。

3人のお子様のお名前が付けられた、愛情たっぷりのお米

うちの目玉となる3つのお米は、すべて子供たちの名前から付けています。
「神の力」は、長男の力(りき)、「天の華」は長女の華(はな)、「陽の麗」は次女の麗(れい)から。

このお米たちを、子供たちだと思って愛情をかけて大切に育てています。

ラクマ10周年記念コンテスト 参加商品:「自然の力で育てた「神の力」白米1200g桐箱風呂敷包み 佐賀県特別栽培認証取得」 12,000円(税込)

【プロフィール】

お名前:北村広紀さん

地域: 佐賀県佐賀市

ショップ名:自然栽培園北村

ショップURL: https://fril.jp/shop/c670033e5cbc45aa01f2b12f3b198b14

fril.jp

関連記事

アプリで暮らしを
ちょっとプラスに
累計4,000万DL突破!
トップへ